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国宝彫刻(仏像)その六 「弥勒菩薩像」

1月も半分が過ぎました。早いもんですね。

ここでお知らせがあります。

今までの探索記事には「スライドショー」で写真を掲載していましたけど、「YOU TUBE]の動画に変えてみました。

全てではありませんけどほとんどが動画に変わっています。良かったらぜひご覧下さい。

さて今回も国宝彫刻(仏像)について書いていきたいと思います。

少しでも旅の参考になればと思っています。



今回で「仏像の種類別説明と保有寺紹介」は6回目となります。

その一「阿弥陀如来像」はこちら
その二「薬師如来像」はこちら
その三「釈迦如来像」はこちら
その四「大日如来像」と「慮舎那仏像」はこちら
その五「観音菩薩像」はこちら

今回は「弥勒菩薩像」についてです。

この「弥勒菩薩」はなんでだかわかりませんけど僕が一番ひきつけられる仏様です。

さてそれでは始めます。

日本には国宝彫刻(仏像)が126件あります。
そのうち近畿2府4県に121件が存在しているのです。

仏像は、如来、菩薩、明王、天の四つのグループ(部)に分けられます。このほか、羅漢や祖師像を含めた尊像を広く仏像ということもあります。

今回紹介する「弥勒菩薩」は「菩薩」になります。



日本には国宝「弥勒菩薩像」が7件あります。
全てが近畿2府4県にあります。

*広隆寺(京都府)(弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒))(飛鳥時代)
*広隆寺(京都府)(弥勒菩薩半跏像(泣き弥勒))(飛鳥時代)
*願徳寺(京都府)(菩薩半跏像)(平安時代)
*興福寺(奈良県)(弥勒菩薩坐像)(鎌倉時代)
*中宮寺(奈良県)(菩薩半跏像)(飛鳥時代)
*当麻寺(奈良県)(弥勒仏坐像)(白鳳時代)
*慈尊院(和歌山県)(弥勒仏坐像)(平安時代)

慈尊院の「弥勒仏坐像」以外はすべて肉眼で拝観しました。
なんせこの仏様は21年に一度しか開帳されませんから。次回は2015年です。

この中で僕の心をつかんで放さない仏様があります。

「広隆寺」の「弥勒菩薩半跏像」(宝冠弥勒)です。
広隆寺 弥勒
国宝「弥勒菩薩半跏像」(宝冠弥勒)
パンフレットより


なぜだかわかりませんけどこの仏様を見た時心がすごく癒されたのを覚えています。
僕が今まで見た仏像の中で「No1」です。

あと「願徳寺」の「菩薩半跏像」や「中宮寺」の「菩薩半跏像」を見た時にも同じような気持ちになりました。
願徳寺
国宝「菩薩半跏像」
パンフレットより

僕は「弥勒菩薩」と相性がいいんでしょうか。

とにかくやさしいお顔をされていますからね。



ここで「菩薩」について紹介しておきます
ウィキペディア(Wikipedia)より
菩薩(ぼさつ)とは、成仏を求め(如来になろうとして)修行を積む人の意味です。

一般的な姿は上半身に条帛(じょうはく)を纏って、下半身に裳を着け、天衣(てんね)を両肩から垂れ下げています。髻を結い上げて宝冠を頂き、また瓔珞(ようらく)、耳叙゚(じとう)、腕釧(わんせん)、臂釧(ひせん)、足釧(そくせん)などの装飾品をしています。地蔵菩薩だけは頭を丸めて宝冠もつけず、僧の姿で表わされます。

如来のような印は結ばず、それぞれ持物(じもつ)を持っています。弥勒菩薩を除き、多くが立像として表されます。


弥勒菩薩について
ウィキペディア(Wikipedia)より
弥勒菩薩(みろくぼさつ)、梵名マイトレーヤ (मैत्रेय [maitreya])は仏教の仏菩薩の一尊です。梵名を意訳して慈氏菩薩ともいいます。字は阿逸多 Ajita といい、無勝等と訳す。インドの波羅奈(パラナシー)国に生まれ釈迦仏の化導を受け、未来に成仏するという記を与えられたといいます。

三昧耶形は蓮華上の塔、賢瓶(水瓶)。種子(種字)はユ(yu)。

未来仏
弥勒はゴータマ・シッダッタ(悟りを開いたのちは仏陀、釈迦牟尼仏、毘盧遮那仏、大日如来、現在仏などの呼び名)の次にブッダとなることが約束された菩薩(修行者)で、シッダッタの入滅後56億7千万年後の未来に姿を現われて、多くの人々を救済するとされます。それまでは兜率天で修行(あるいは説法)しているといわれ、中国・朝鮮半島・日本では、弥勒菩薩の兜率天に往生しようと願う信仰(上生信仰)が流行しました。

前述のように弥勒の下生は56億7千万年後とされていますが、この気の遠くなる年数は、弥勒の兜卒天での寿命が4000年であり、兜卒天の1日は地上の400年に匹敵するという説から、下生までに4000×400×360=5億7600万年かかるという計算に由来します。そして、後代になって5億 7600万年が56億7000万年に入れ替わったと考えられています。なお、近代科学においては約50億年後に地球が太陽に飲み込まれると予測されており、前近代当時としては56億7000万年という予測はかなりの偶然の一致ともいえます。

他の古い経典では3000年後とするものもあり、その未来仏の出現する時代は厳密には定かではなく「遠い未来」の比喩ではないかとの説もあります。弥勒菩薩はバラモンとして娑婆世界に出世して、シッダッタ同様に出家したのち竜華樹下で悟りを得て、三度にわたり説法を行い多くの人々を救うといいます(これを竜華三会といいます)。「弥勒下生経」には、初会96億、二会94億、三会92億の衆生を済度すると説いています。なお、56億7千万年後の下生の姿を先取りして弥勒如来、弥勒仏と呼ばれることもあります。

弥勒信仰には、上生信仰とともに、下生信仰も存在し、中国においては、こちらの信仰の方が流行しました。下生信仰とは、弥勒菩薩の兜率天に上生を願う上生信仰に対し、弥勒如来の下生が56億7千万年の未来ではなく現に「今」なされるからそれに備えなければならないという信仰です。

浄土信仰に類した上生信仰に対して、下生信仰の方は、弥勒下生に合わせて現世を変革しなければならないという終末論、救世主待望論的な要素が強い。そのため、反体制の集団に利用される、あるいは、下生信仰の集団が反体制化する、という例が、各時代に数多く見られます。北魏の大乗の乱や、北宋・南宋・元・明・清の白蓮教が、その代表であります。

日本でも戦国時代に、弥勒仏がこの世に出現するという信仰が流行し、ユートピアである「弥勒仏の世」の現世への出現が期待されました。一種のメシアニズムですが、弥勒を穀霊とし、弥勒の世を稲の豊熟した平和な世界であるとする農耕民族的観念が強い。この観念を軸とし、東方海上から弥勒船の到来するという信仰が、弥勒踊りなどの形で太平洋沿岸部に展開しました。江戸期には富士信仰とも融合し、元禄年間に富士講の行者、食行身禄が活動しています。また百姓一揆、特に世直し一揆の中に、弥勒思想の強い影響があることが指摘されています。

「観弥勒菩薩上生兜率天経」、「弥勒下生経」、「弥勒大成仏経」の3本で「弥勒三部経」と呼ぶことがあります。また、浄土宗系の「無量寿経」には、阿弥陀仏の本願を後世の苦悩の衆生に説き聞かせるようにと、釈迦牟尼仏から弥勒菩薩に付属されています。

仏教の中に未来仏としての弥勒菩薩が登場するのはかなり早く、すでに「阿含経」に記述が見えます。この未来仏の概念は過去七仏から発展して生まれたものと考えられています。

法華経との関係
天台宗・日蓮宗諸派等では弥勒菩薩を「寿量品の願主」として捉えます。 すなわち「法華経」の第十五従地涌出品において、釈尊は上行菩薩を筆頭とする無量の地涌の菩薩を大地より呼び出だし、「私は久遠よりこのかたこれ等の衆を教化してきたのである」(取意)
と重大な宣言をした。これを聞いた大衆は、「どうしてインドの伽耶城(がやじょう)に於いて今生始めて成仏を遂げた釈尊が、これ等久遠よりの大菩薩達を教化できるのか」と疑念を抱き、弥勒菩薩が大衆を代表して釈尊に問い質す。これから法華経の肝心である如来寿量品が引き起こされるのであります。

唯識論師
300年前後に、インドの瑜伽行唯識学派の論師として唯識説を説く開祖の一人。後世の伝説によって、前述の未来仏としての弥勒菩薩と同一視された。著作に「瑜伽師地論」、「大乗荘厳経論」、「中弁分別論」、「現観荘厳論」、「法法性弁別論」などがあります。

チベットでは、瑜伽師地論は無着菩薩造となっており、究竟一乗宝性論が弥勒菩薩造となっていますが、漢訳では堅慧造としています。

ミスラ神との関係
弥勒菩薩は、西アジアで崇められた太陽神ミスラが仏教に取り入れられ、菩薩として信仰されたものとする説もあり、その救世主的性格はここに由来するといういます。

ミスラはインド神話におけるアーディティヤ神群の一柱ミトラと起源を同じくし、古くは古代アーリアにおいて信仰されていた契約の神でした。ゾロアスター教においては中級神ヤザタの一柱とされ、英雄神、太陽神とされます。ただし、教祖ゾロアスターは、ミスラをはじめとする神々ではなく、アフラ・マズダーに対してのみ崇拝をすべきだと宗教改革をしたため、周辺のアーリア人の宗教に比べ、ミスラ神は低く位置づけられています。また、古代ギリシャ・ローマにおいてはミトラースと呼ばれ、太陽神・英雄神として崇められました。ミスラはクシャーナ朝ではバクトリア語形のミイロ(Miiro)と呼ばれ、この語形が弥勒の語源になったと考えられています。ミイロの神格は太陽神であるということ以外不明であるが、定方晟はマニ教の影響なども考慮して、救世主的側面があったのではないかと推測しています。

弥勒の梵名「マイトレーヤ」は、ミスラ神の名と語源を同じくします。「mitra/miθra」は本来「契約」というほどの意味だが、後には転じて契約によって結ばれた親密な関係にある「盟友」をも意味するようになりました。マイトレーヤはその派生形容詞/名詞で「友好的な、友情に厚い、慈悲深い(者)」の意味となります。また、弥勒の字である阿逸多 Ajitaはミトラの母であるアーディティヤが変化したものと言われています。

ミルク神
沖縄県では、「ミルク神」、「ミルクさん」と呼び、弥勒信仰が盛んである。祭りでは、笑顔のミルク仮面をつけたミルク神が歩き回る。弥勒菩薩の化身とされた布袋との関係が指摘されています。



少しは参考になったでしょうか?

素晴らしい国宝彫刻(仏像)を見に貴方も旅に行ってみませんか?

まだまだ国宝彫刻(仏像)には、たくさんの種類があります。

これからもぼちぼち紹介させていただきたいと思います。

それではまた!

国宝彫刻(仏像)
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仏(仏像)の種類と起源」へ

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