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国宝彫刻(仏像)その八「明王像」

さて今回も国宝彫刻(仏像)について書いていきたいと思います。

少しでも旅の参考になればと思っています。



今回で「仏像の種類別説明と保有寺紹介」は8回目となります。

その一「阿弥陀如来像」はこちら
その二「薬師如来像」はこちら
その三「釈迦如来像」はこちら
その四「大日如来像」と「慮舎那仏像」はこちら
その五「観音菩薩像」はこちら
その六「弥勒菩薩像」はこちら
その六「その他の菩薩像」はこちら

さて今回は「明王像」についてです。

日本には国宝彫刻(仏像)が126件あります。
そのうち近畿2府4県に121件が存在しているのです。

仏像は、如来、菩薩、明王、天の四つのグループ(部)に分けられます。このほか、羅漢や祖師像を含めた尊像を広く仏像ということもあります。


国宝「明王像」をご紹介します。

*教王護国寺(東寺)(京都府)(五大明王像)(平安時代)
*教王護国寺(東寺)(京都府)(不動明王坐像、天蓋)(平安時代)

僕が調べた限りではこの2件のみだと思います。

もし間違っていれば掲示板の方にご指摘おねがいします。

「その他の菩薩像」の回にも書いたように「教王護国寺(東寺)」の「講堂」内は本当に素晴らしいです。

「五大明王像」以外にも「五大菩薩坐像」「五知如来像」「四天王」、「梵天」、「帝釈天」の二十一躯の仏像が安置され羯磨曼荼羅(立体曼荼羅)を構成しています。これら諸仏は、日本最古の本格的な密教彫像であり、空海没後の承和6年(839年)に開眼供養が行われていますが、全体の構想は空海によるものとされます。

行かれたことがない方にはぜひ一度いって欲しいところです。

「不動明王坐像、天蓋」は国宝「大師堂」に安置されていますが、公開されていないと思います。



それでは「明王」について
ウィキペディア(Wikipedia)より

明王(みょうおう)は、密教特有の仏像です。

未だ教えに従わない救い難い衆生を力づくでも帰依させるために、明王が大日如来の命を受けたとも、如来が自ら明王に変化したとも伝えられています。

恐ろしい外貌と激しい憤怒の相が特徴だが、孔雀明王は唯一、慈悲を表した菩薩の顔をしています。



不動明王について
ウィキペディア(Wikipedia)より
不動明王 (ふどうみょうおう)、梵名アチャラ・ナータ (अचलनाथ [acala naatha])は、仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊。また、五大明王の中心となる明王でもある。

密教の根本尊である大日如来の化身、あるいはその内証(内心の決意)を表現したものであると見なされています。「お不動さん」の名で親しまれ、大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)、無動明王、無動尊、不動尊などとも呼ばれます。アジアの仏教圏の中でも特に日本において根強い信仰を得ており、造像例も多い。

また、日蓮宗系各派の本尊(いわゆる十界曼荼羅)にも不動明王が書かれていますが、愛染明王と同様、空海によって伝えられた密教の尊格であることから、日蓮以来代々種子で書かれています。なおなお日蓮の曼荼羅における不動明王は生死即涅槃を表し、これに対し愛染明王は煩悩即菩提を表しているとされます。

三昧耶形は利剣(倶利伽羅剣)、羂索。種子(種字)はカーン (haaM)、或いはカンマーン (hmmaaM)。真言は、一般には小咒(しょうしゅ)、一字咒(いちじしゅ)と呼ばれる「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」(namaH samanta vajraaNaaM haaM)が用いられます。

起源
梵名の「アチャラ」は「動かない」、「ナータ」は「守護者」を意味し、全体としては「揺るぎなき守護者」の意味です。チベット仏教などではこの名よりもチャンダ・マハーローシャナ (चण्डमहारोषण [caNDamahaaroSaNa])即ち暴悪忿怒尊の名でより知られる。しかし、こちらは三眼で毛皮を身に纏い髪が逆立っているなど、日本に伝えられた不動明王とは図像的にやや異なるものです。

空海(弘法大師)が唐より密教を伝えた際に日本に不動明王の図像が持ち込まれたと言われます。「不動」の尊名は、8世紀前半、菩提流志(ぼだいるし)が漢訳した「不空羂索神変真言経」に「不動使者」として現れるのが最初です。「使者」とは、大日如来の使者という意味です。

密教では三輪身といって、一つの「ほとけ」が「自性輪身」(じしょうりんじん)、「正法輪身」(しょうぼうりんじん)、「教令輪身」(きょうりょうりんじん)という三つの姿で現れるとする。「自性輪身」(如来)は、宇宙の真理、悟りの境地そのものを体現した姿を指し、「正法輪身」(菩薩)は、宇宙の真理、悟りの境地をそのまま平易に説く姿を指します。これらに対し「教令輪身」は、仏法に従わない者を恐ろしげな姿で脅し教え諭し、仏法に敵対する事を力ずくでやめさせる、外道に進もうとする者はしょっ引いて内道に戻すなど、極めて積極的な介入を行う姿です。

不動明王は大日如来の教令輪身とされる。煩悩を抱える最も救い難い衆生をも力ずくで救うために、忿怒の姿をしています。

また、釈迦が成道の修業の末、悟りを開くために「我、悟りを開くまではこの場を立たず」と決心して菩提樹の下に座した時、世界中の魔王が釈迦を挫折させようと押し寄せたところ、釈迦は穏やかな表情のまま降魔の印を静かに結び、魔王群をたちまちに超力で降伏したと伝えられるが、不動明王はその際の釈迦の内証を表現した姿であるとも伝えられます。穏やかで慈しみ溢れる釈迦も、心の中は護法の決意を秘めた鬼の覚悟であったというものです。他にも忿怒の相は、我が子を見つめる父親としての慈しみ=外面は厳しくても内心で慈しむ父愛の姿を表現したものであると言われます。

伝承
「底哩三昧耶経」には大自在天(ヒンドゥー教の最高神シヴァ)を不動明王が調伏する説話があります。

それによると、大日如来が悟りを開いて仏陀になったとき、ありとあらゆる三界の生き物たちが集会に来たが、自分こそ三千世界の主と考え慢心する大自在天だけは招集に応じなかった。

大自在天は「持明者(インドの魔法を使う精霊、ここでは夜叉明王)が使いとして来るだろうが、奴らは不浄なものを嫌うから、不浄なものを幻術で作り出し四方に張り、その中にいれば持明者の明術も役にたつまい」として結界を張り、近寄れないようにしました。

不動明王が大自在天を呼びに行くと不浄の結界で覆われていたので、不動明王は不浄金剛(烏枢沙摩明王)を召還し、不浄を食らいつくさせました。そして、ただちに不動明王は大自在天を捕らえて仏陀の元へ連行します。

しかし大自在天は「汝らは夜叉にすぎぬが、私は神々の王なのだ」と言い何回も逃げ続けた。仏陀が「断罪すべし」と命ずると、大自在天とその妃(ウマー)を踏み殺し絶命させたのでした。(降三世夜叉明王)

そして、大自在天の処分を尋ねると仏陀は「蘇生させよ」と言うので、法界生真言を唱えてを復活させました。大自在天は喜び不思議がり「この夜叉は何者なのでしょうか?」と尋ねると、仏陀は「諸仏の主である」と答えました。大自在天は感激し、万物のすべてにおいて尊い諸仏の上に、さらに諸仏の主がいることを知り、また彼が不動明王という「大王」のおかげで将来仏になれる授記をも得たのでした。

ここでは、不動明王のことを、夜叉、大王、諸仏の主と呼んでいるのが特徴的です。

像容
密教の明王像は多面多臂の怪異な姿のものが多いが、不動明王は一面二臂で剣と羂索(けんじゃく、縄)を持つのを基本としています(密教の図像集などには多臂の不動明王像も説かれるが、立体像として造形されることはまれです)。剣は竜(倶利伽羅竜)が巻き付いている場合もあり、この事から「倶利伽羅剣」と呼ばれています。

また、その身体は基本的に醜い青黒い色で表現される像容が多い。これはどぶ泥の色ともいわれ、煩悩の泥の中において衆生を済度せんことを表しているといわれます。しかし底哩経などには、身体の色は青黒か赤黄とあり、頂は七髷か八葉蓮華、衣は赤土色、右牙を上に出し左牙を外側に出す、というのが一般的とされます。


人間界と仏界を隔てる天界の火生三昧(かしょうざんまい=人間界の煩悩や欲望が天界に波及しないよう烈火で焼き尽くす世界)と呼ばれる炎の世界に住しています。不動明王は多くの明王の中でも中心的な存在であり(五大明王の中でもリーダー格である)、像容は肥満した童子形につくることが多く(「大日経」の出典による)、怒りによって逆巻く髪は活動に支障のないよう弁髪でまとめ上げ、法具は極力付けず軽装で、法衣は片袖を破って結び、その装束は古代インドの奴隷ないし従者の姿を基にしたものとされ、修行者に付き従いこれを守る存在であることを表しています。右手に降魔の三鈷剣(魔を退散させると同時に人々の煩悩を断ち切る)、左手に羂索(けんじゃく=悪を縛り上げ、また煩悩から抜け出せない人々を救い上げるための投げ縄のようなもの)を握りしめ、背に迦楼羅焔(かるらえん=三毒を喰らい尽くす伝説の火の鳥「迦楼羅の形をした炎)を背負い、憤怒の相で粗岩(磐石、ばんじゃく。「金剛石」とあるのでダイヤモンドの原石である)の上に座して「一切の人々を救うまではここを動かじ」と決意する姿が一般的です(日本では坐像の他、立像も数多く存在しています)。

インドで起こり、中国を経て日本に伝わった不動明王でありますが、インドや中国には、その造像の遺例は非常に少ない。日本では、密教の流行に従い、盛んに造像が行なわれた。日本に現存する不動明王像のうち、平安初期の東寺講堂像、東寺御影堂像などの古い像は、両眼を正面に見開き、前歯で下唇を噛んで、左右の牙を下向きに出した、現実的な表情で製作されていました。しかし時代が降るにつれ、天地眼(右眼を見開き左眼をすがめる、あるいは右眼で天、左眼で地を睨む)、牙上下出(右の牙を上方、左の牙を下方に向けて出す)という、左右非対称の姿の像が増えるようになる。これは10世紀、天台僧・安然らが不動明王を観想するために唱えた「不動十九観」に基づくものであります。


以上がその他の「明王」についてです。

少しは参考になりましたでしょうか?

素晴らしい国宝彫刻(仏像)を見に貴方も旅に行ってみませんか?

まだまだ国宝彫刻(仏像)には、たくさんの種類があります。

これからもぼちぼち紹介させていただきたいと思います。

それではまた!

国宝彫刻(仏像)
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