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薬師寺「東塔」(やくしじとうとう)特別開扉 と地図2011.3.19

まずは薬師寺の様子を動画でご覧ください。




2011.3.19 2010.10.23以来奈良の「薬師寺」に行ってきました。

というのも国宝「薬師寺東塔」の特別入堂拝観が3月21日まで限定で行われるからです。

2010.10.23の時にもにも特別公開されていましたが、今回は入堂もできるということです。

今回は近鉄電車での探索です。「近鉄西ノ京駅」で降りるとすぐに「薬師寺」はあります。
薬師寺


「薬師寺」のはもう何度も行ってますし、記事ももう今回で3回になります。

今回は「東塔」はもちろんですが、それ以外で今までにご紹介していないものはないかを考えながら書きたいと思います。

2008.2.24の「薬師寺」の記事はこちらへ
2010.10.23の「薬師寺」の記事はこちらへ

とにかく今回は平成30年度まで行われる「東塔解体修理」を控えておそらく最後になる「国宝東塔特別入堂拝観」の「東塔」の姿をこの目にしっかり焼き付けることを中心に拝観します。

本当は前回の特別開帳で最後だと思っていたので、今回はラッキーです。

いろんな角度から「東塔」を見てみたいと思います。

薬師寺
開門前の「興楽門」


薬師寺


「薬師寺」の開門は8時半です。

少し早めに着いたので、南門のすぐ南側にある「休ヶ岡八幡宮」(やすがおかはちまんぐう)に行ってみました。

薬師寺

薬師寺

南門を出て、公道を横切った向かい側の敷地にあります。薬師寺の鎮守社で、現在の社殿は桃山時代の慶長元年(1596年)、豊臣秀頼の寄進によるものです。

奈良国立博物館に寄託されている国宝「僧形八幡神・神功皇后・仲津姫命坐像」はこの神社の神様です。

「休ヶ岡八幡宮」と隣接して「孫太郎稲荷神社」もありました。
薬師寺
「孫太郎稲荷神社」


そんなこんなで8時半になり開門です。今回は「南門」から入りました。
薬師寺
中央が「南門」左「西塔」右国宝「薬師寺東塔」


薬師寺


この日から「玄奘三蔵院」も拝観が始まりましたので、入場料は共通券で1500円と破格の値段でした。

なにはともあれ「国宝東塔特別入堂拝観」です。

「中門」をくぐり回廊沿いに右へ行くと「東塔」があります。

今回はもう当分「東塔」を見られませんので、いろんな方向から撮った写真を掲載しておきます。
薬師寺


薬師寺


薬師寺


薬師寺


薬師寺


薬師寺


薬師寺

国宝「薬師寺東塔」

国宝「薬師寺東塔」(やくしじとうとう)
天平2(730)年
三間三重塔婆、毎重もこし付、本瓦葺
現在寺に残る建築のうち、奈良時代(天平年間)にさかのぼる唯一のもの。総高34.1メートル(相輪含む)。日本に現存する江戸時代以前に作られた仏塔としては、東寺五重塔、興福寺五重塔、醍醐寺五重塔に次ぎ、4番目の高さを誇ります。

屋根の出が6か所にあり、一見六重の塔に見えるが、下から1・3・5番目の屋根は裳階(もこし)であり、構造的には三重の塔である。仏塔建築としては他に類例のない意匠を示す。塔の先端部の相輪にある青銅製の水煙(すいえん)には飛天像が透かし彫りされており、奈良時代の高い工芸技術を現代に伝えています。こうした特徴的な姿から、この塔を評してしばしば「凍れる音楽」という評語が使われます。

相輪の中心部の柱の最下部には「東塔藷b銘」(さつめい、「さつ」の漢字は木扁に「察」)と称される銘文が刻まれており、薬師寺の創建と本尊造立の趣旨が漢文で記されています。塔の建築年代については飛鳥の本薬師寺から移築されたとする説と、平城京で新たに建てられたとする説とがあったが、「扶桑略記」の記述のとおり、天平2年(730年)に平城京にて新築されたとする説が有力です。当初、東塔・西塔の初層内部には釈迦八相(釈迦の生涯の8つの主要な出来事)を表した塑像群が安置されていましたが、現在は塑像の断片や木心が別途保管されるのみです。




朝一番に並びましたので前回と違いすぐに拝観できました。
しかもなんの制限もなかったので存分に塔内を拝観できました。
前回は北側の扉だけが開けられ、しかも外からのみ見れただけでしたが、今回は中も存分に見られましたので、来て本当によかったです。
中には仏様などはなく、心柱と周りに4本の柱が立っていてこれといってほかにはなにもありません。
心柱には補強のために鉄のわっかみたいのがまかれていました。そして天井には創建当時の絵が残っていました。
もしかしたらもう見られないかもしれないので穴が開くほど見ておきました。
1300年以上も建ち続けた「東塔」に「ご苦労様でした」と心の中で伝えました。

このあと「東塔」と対を成す「西塔」も拝観しました。

薬師寺
「西塔」


そして「西塔」の前にいると「今からお寺の説明をしますんで金堂の中へお入りください」という声が聞こえましたので、早速言われるがままに「金堂」の中へ。

薬師寺
「金堂」

1976年の再建。奈良時代仏教彫刻の最高傑作の1つとされる本尊薬師三尊像を安置します。

「金堂」の中にはたくさんの人が集まってきました。
すると一人のお坊さんの説明がはじまりました。
はっきり言ってよくテレビに出てくるアドリブの聞かない芸人なんかよりはるかに素晴らしい話術で「薬師寺」についてや「東塔」についての説明をしてくださいました。
いままで訪れたお寺での説明の中で一番楽しかったです。

このお坊さんの説明で一番心に残ったのは「東塔」の相輪の水煙の飛天像の透かし彫りを例にして「確かに外見も大切ですけど、目に見えないところに心を配ると言うことが一番大切なんです」というお話です。外見は「凍れる音楽」と称されるほど美しい「東塔」です。しかし34mも上の見えないところの透かし彫りにまで細かい彫刻が施してあるのです。
素晴らしいです。
はやく元気な姿を見てみたいものです。
平成19年が待ち遠しい僕でした。

そして最後に「東日本大震災」で命を落とされた方々にみんなで手を合わせたのでした。

薬師寺
国宝「薬師如来及び両脇侍像」

国宝「薬師如来及び両脇侍像」(やくしにょらいおよびりょうわきじぞう)
金堂に安置する、薬師寺の本尊。国宝。奈良時代(7 - 8世紀)の作。国宝指定名称は「銅造薬師如来及び両脇侍像 3躯」。中尊は薬師如来、左脇侍(向かって右)に日光菩薩(にっこうぼさつ)、右脇侍に月光菩薩(がっこうぼさつ)を配しています。像高は薬師如来254.7センチメートル、日光菩薩317.3センチメートル、月光菩薩315.3センチメートル。日本の仏像彫刻が、中国・六朝や唐の影響を受けつつ、独自の古典様式を完成した奈良時代の作品のなかでも最高傑作の1つとして古来名高いものです。

中尊は「東塔藷b銘」に「巍巍蕩蕩(ぎぎとうとう)たり薬師如来、大いに誓願を発し、広く慈哀を運(めぐら)す」とある薬師如来です。「巍巍」とは高い峰のように大きく堂々としている様子、「蕩蕩」は大河のように広くゆったりとした様子で、この表現のとおり、中尊像は男性的な堂々たる像容を表します。両脇侍像は首と腰を軽くひねり、頭部、上半身、下半身がそれぞれ異なった角度を表す「三曲法」と呼ばれるポーズを示します。これはインド・グプタ朝の彫刻様式の影響が、唐時代の中国を経て日本へ伝わったものです。

各像の面貌や体躯は、飛鳥時代彫刻のような観念的表現を離れ、人体の正確な把握に基づいた自然な肉付けがみられます。一方、衣文は深く明瞭に表され、鋭角に切り立った面を構成しています。総じて中国・初唐様式の影響がみられます。

中尊の掌には輪宝を線刻し、足裏には輪宝のほか、指に卍花を刻むなど、吉祥文が表されています。これらは仏の三十二相に基づく表現です。中尊像の台座は宣字座の上に裳を広げた裳懸座です。この宣字座にはギリシャ、ペルシャ、インド、中国などに淵源をもつ葡萄(ぶどう)唐草文、異国風の人物像、四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)などの意匠があしらわれています。

制作年代については、「歴史」の項で述べたように持統天皇2年(688年)無遮大会実施までには完成していたとする説、「日本書紀」に持統天皇11 年(697年)、薬師寺にて公卿百寮が仏像を造り開眼法会を行った旨の記録があることから、この時に制作されたとする説、平城京移転後の新造とする説があり、決着をみていません。685年頃の制作である旧山田寺仏頭(現・興福寺蔵)と比較すると、薬師寺像は鋳造技法の点で進歩がみられる。すなわち、山田寺像では鋳造の際に中型と外型のずれを防止するための「型持」と「笄」(釘)がずれてしまっていますが、薬師寺像では「型持」と「笄」を一体化してずれを防止しており、銅厚も一定です。こうした鋳造技法の進歩を制作年代の下降と見る説がある一方で、天皇発願の寺である薬師寺と、私寺である山田寺を同一視はできず、技法の違いは即年代の違いではないとする説もあります。



それにしてもなんて素晴らしい仏様なんでしょう。

僕は今までに国宝以外にもかなりの数の「薬師如来像」を見てきたはずです。

でもやはりここ「薬師寺」の「薬師三尊像」は最高に思えます。

言葉では伝えられない何かを持っているように思えるんですよね。

今つらい思いをされている人々が少しでも癒されればと思い手を合わせました。

そして一通り伽藍を見てからいったん「薬師寺」を後にしました。

というのもぜひ見てみたい光景があったからです。

いつもTVや写真で使われる風景です。

お寺の方にパンフレットを見せて「この写真を撮った場所はどこですか?」と聞くと歩いて10~15分ぐらい北へ行ったところにあると教えていただきました。

早速その場所へ歩きました。

薬師寺


ヘタクソな僕の写真ですが、見たことあるでしょう?この風景。

どうしても見れるうちにこの風景も見ておきたかったんです。

写真を撮ったら再び「薬師寺」に戻りました。

そして「聚宝殿」と「大宝蔵殿」で行われている「国宝慈恩大師特別公開」を見に行きました。

薬師寺
「聚宝殿」


会場の中は「慈恩大師」一色でした。

何回も「薬師寺」に来てますのに初めて「大宝蔵殿」に入りました。

「大宝蔵殿」の前には礎石や石塔などがやたらたくさんあったのが印象に残りました。

これも今回初めて気づいたことでした。

薬師寺


薬師寺


そして梅も見ごろで大変綺麗でした。

薬師寺


このあと「玄奘三蔵伽藍」にも行きました。

薬師寺


薬師寺


ここで大変素敵な出来事がありました。

何回も奈良に来ているのに今まで会うことが出来なかった「せんとくん」に遭遇しました。

薬師寺


「玄奘三蔵伽藍」の中から外にいた「せんとくん」に「せんとくんこっちむいて」と言ったら快くこちらをむいてくれました。

ありがとうせんとくん。

「平山郁夫画伯」の壁画も前見たときよりももっと素晴らしく見えました。

3時間以上かけて「薬師寺」を探索したんですけど今回の記事ははほとんど「東塔」で終わってしまいました。

「薬師寺」について詳しく説明してますので、前回の記事もご覧ください。

2008.2.24の「薬師寺」の記事はこちらへ
2010.10.23の「薬師寺」の記事はこちらへ

今回で改めて「薬師寺」が好きになりました。

やはり「薬師寺伽藍」は綺麗です。

これだけ塔とお堂、回廊が綺麗に並んでいるお寺ってありましたっけ?

しかも彩りも鮮やかでさらに巨大です。

当分この綺麗な姿が見れないのは本当に残念ですが、未来のためです。

一瞬にして今まで作り上げてきた町がなくなってしまった東北地方。

それを思うと1300年以上もここに建ち続ける「東塔」って奇跡ですよね。

そしてこの宝物を未来に残すということがどれだけ大切で大変かです。

昔の人々の努力に感心すると共に今の我々の責任も重大です。

平成30年まで元気で生きていたいです。

そしてまた会いたいです。この素晴らしい宝に。

また会うことを心に誓い「薬師寺」を後にした僕でした。

それではまた!

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拝観料
玄奘三蔵院伽藍公開時
大人800円 中学生・高校生700円 小学生300円
玄奘三蔵院伽藍閉鎖時
大人500円 中学生・高校生400円 小学生200円
駐車場 あります 500円


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