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元興寺(がんごうじ)の国宝と地図2012.1.14 日本最古の瓦

まずは元興寺の様子を動画でご覧ください。
動画を見るには画面中央をクリックしてください。


引き続き2012.1.14 奈良の国宝探索の様子をご紹介します。

「東大寺」を後にした僕は「聖武天皇陵」を見たあと、「ならまち」方面へと歩きました。

次の目的地は世界遺産「古都奈良の文化財」の一つ「元興寺」です。

時刻も11時半になってましたし、お腹も減ってましたのでラーメンの「来来亭」でミンチカツ定食980円を食べて鋭気を養い再び冬の寒空を歩きだしました。

結構歩きました。正月ボケしてる体はへとへとです。

しかし気力を振り絞り「元興寺」のある「ならまち」に到着。

「ならまち」というところは奈良の古い街並みが残る女性に人気のスポットです。

その「ならまち」を歩いていると「奈良町資料館」というところがあってそこには「元興寺本堂跡」と。

元興寺


「1451年消失」とも書いてありました。

現在の「元興寺」とはかなり離れた場所に「本堂跡」ということは「元興寺」も元は巨大なお寺だったことがわかりますね。

さらにもう少し歩くと過去の記事のも書いた、芝新屋町の「五重塔跡」がある「元興寺」があります。

元興寺


元興寺

元興寺
「五重塔跡」の礎石


五重塔跡 
奈良時代から残る創建遺構で、寺伝によると一辺9.65メートル総高は72.7メートルで、東寺五重塔より大きいと伝えられる超大型塔があったが、1859年(安政6)に、観音堂などとともに焼失。現在まで再建されていない。なお、総高は実際には50メートル程度であったとされる。 現在、かたわらに1935年頃再建された小堂が建つのみで、それより古い建物は残っていない。

一番最初僕は「元興寺」について「あきらかに他の古都奈良の文化財のお寺より貧相だな」と思ってました。

しかしこのようにだんだんわかってくると納得できるんですね。

まだちょっと離れたところ(西新屋町)にも「小塔院跡」というのがあるので本当に巨大な伽藍だったことがこの「ならまち」をあるいているとわかるんです。

そしてようやく中院町の「元興寺」に到着です。

元興寺


元興寺


さっきも書きましたが、今の「元興寺」の境内だけを見ると他の世界遺産のお寺と比べると若干寂しく映ります。

しかし奈良時代の「元興寺」の伽藍は巨大だったんです。

元興寺
パンフレットより


ウィキペディアの説明によると

伽藍

奈良時代の元興寺伽藍は、南大門、中門、金堂(本尊は弥勒仏)、講堂、鐘堂、食堂(じきどう)が南北に一直線に並び、中門左右から伸びた回廊が金堂を囲み、講堂の左右に達していた。回廊の外側、東には五重塔を中心とする東塔院、西には小塔院があった(小塔院には、小型の塔が屋内に安置されていたものと思われる)。これらの建物はすべて焼失して現存しない。なお、講堂の背後左右には、数棟ずつの僧房(僧の居住する建物)があった。これは、東西に長い長屋のような建物で、このうち東側手前にあった僧房を鎌倉時代に改造したものが、現存する本堂と禅室である。



昔の伽藍からするとこの境内はほんの一画にすぎないということになります。

昔の伽藍が見てみたくなります。

さて今回の「元興寺」での最大の目的は「日本最古の瓦」です。

「元興寺」の詳しい歴史等に関しましては過去の記事を参照してください。

2008.2.24 の元興寺探索記


元興寺について
ウィキペディアより
元興寺(がんごうじ)は、奈良市にある、南都七大寺の1つに数えられる寺院。蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身である。法興寺は平城京遷都に伴って飛鳥から新都へ移転し、元興寺となった(ただし、飛鳥の法興寺も元の場所に残り、今日の飛鳥寺となっている)。奈良時代には近隣の東大寺、興福寺と並ぶ大寺院であったが、中世以降次第に衰退して、現在は元興寺と名乗る寺院は次の2つに分かれている。

(1) 奈良市中院町所在の元興寺。1977年までは「元興寺極楽坊」と称していた。西大寺の末寺で、宗派は真言律宗に属する。本尊は智光曼荼羅である。

(2) 奈良市芝新屋町所在の元興寺。東大寺の末寺で、宗派は華厳宗に属する。本尊は十一面観音である。

ここで僕の大好きな国宝のご紹介

元興寺(奈良市中院町)

建造物
*極楽坊本堂
*禅室
*五重小塔

元興寺(奈良市芝新屋町)

彫刻
* 薬師如来立像
奈良国立博物館に寄託
以上



「東門」をくぐり境内へ入るとすぐ正面に寄棟造の大きな屋根の建物が現れます。

元興寺
国宝「元興寺極楽坊本堂」

国宝「元興寺極楽坊本堂」(がんごうじごくらくぼうほんどう)
寛元2(1244)
桁行六間、梁間六間、一重、寄棟造、妻入、正面一間通り庇付、本瓦葺、
閼伽棚を含む
極楽坊本堂または極楽堂とも。寄棟造、瓦葺で、東を正面として建つ(東を正面とするのは阿弥陀堂建築の特色)。この建物は寄棟造の妻側(屋根の形が台形でなく三角形に見える側)を正面とする点、正面柱間を偶数の6間とし、中央に柱が来ている点が珍しい(仏教の堂塔は正面柱間を3間、5間などの奇数とし、正面中央に柱が来ないようにするのが普通)。内部は板敷きの内陣の周囲を畳敷きの外陣がぐるりと囲んでおり、内陣の周囲を念仏を唱えながら歩き回る「行道」に適した構造になっている。鎌倉時代の寛元2年(1244年)、旧僧房の東端部分を改造したもので、内陣周囲の太い角柱や天井板材には奈良時代の部材が再用されている。また、屋根瓦の一部にも飛鳥~奈良時代の古瓦が使用されている。ここに使われている古瓦は上部が細くすぼまり、下部が幅広い独特の形をしており、この瓦を重ねる葺き方を行基葺(ぎょうきぶき)という。

さらに「元興寺極楽坊本堂」の西側に並んで長細い建物が建っています。

元興寺
国宝「元興寺禅室」

国宝「元興寺禅室」(がんごうじぜんしつ)
鎌倉前期
桁行四間、梁間四間、一重、切妻造、本瓦葺
本堂の西に軒を接して建つ。元は現・本堂も含んで東西に長いひと続きの僧房であったものを鎌倉時代に改築したものである。正面の4箇所に板扉があることからわかるように、現存部分は4区画分で、1区画には5-8人の僧が生活していたという。本堂と同様、部材や屋根瓦の一部には奈良時代のものが残っている。なお、2000年の元興寺文化財研究所の発表によれば、禅室の部材を年輪年代測定法で調査したところ、西暦582年伐採の樹木が使用されているとのことで、事実とすれば、本建物の一部には法隆寺西院伽藍よりも古い材木が使用されていることになる。

僕は記事には書かなくても「元興寺」には何回も来ています。

なのに記事を書いていないということは、新しい発見がなかったということなんです。

でもよくよく考えてみると「本堂」と「禅室」の瓦は「日本最古の瓦」だということはすごいことなんじゃないかなということです。

今まで建物を見る時も全体ばかり見ていて瓦に注目していなかったように思います。

もっとよくよく考えてみると、建物が国宝に指定されているのも「元興寺」が世界遺産にしていされているのもこの瓦あってのことなんじゃないかなということです。

本当に自分の文化財の見方の甘さを反省しました。

で今回はきっちりそこを書いていこうと思って「元興寺」に来ました。

結局屋根のどの部分かというと

元興寺
左が「禅室」右が「本堂」の屋根です


わかりずらいですか?

「本堂」の西側(左側)の屋根と「禅室」の南側の屋根の東(右側)の端の部分です。

元興寺


「禅室」の屋根です。右側と左側の違いがわりますか?

右側部分が「日本最古の瓦」です。

これから「元興寺」に行かれる方はぜひここに注目してください。

あんまり偉そうに言えたもんではありませんが...。

まあでも今はこれが書けてほっとしています。

多分他のところでも「いったいお前どこ見てるねん」と思いながら僕の記事を読んだ方もいらっしゃるんでしょうね。

じゃんじゃんご指摘いただけないでしょうか。

掲示板への書き込みおまちしております。

その他の「元興寺」の見どころはというと、「禅室」の南側にある昭和63年に整備された浮図田(ふとでん)(石塔、石佛群)でしょうか。

元興寺


興福寺大乗院門跡墓所に関連して祀られた、中世から江戸時代にかかる供養石造物1500基が保存されているそうです。

あと「本堂」西側にある「かえる石」にも注目してください。

元興寺

河内の在所の川縁にあったものを、豊臣秀吉が気に入り、大坂城内に移したものだそうです。
今では「無事かえる」「福かえる」衆生の願いを聞いてくれる極楽かえるだそうです。

「本堂」南側にある「収蔵庫」(宝物殿)もぜひ。
元興寺
「収蔵庫」(宝物殿)


なんといっても「収蔵庫」の中には国宝「五重小塔」があります。

元興寺
国宝「元興寺五重小塔」
ウィキペディアの写真を引用しています

国宝「元興寺五重小塔」 (がんごうじごじゅうのしょうとう)
奈良時代
三間五重塔婆、本瓦形板葺
収蔵庫に安置。奈良時代。高さ5.5メートルほどの小塔だが、内部構造まで省略せずに忠実に造られており、「工芸品」ではなく「建造物」として国宝に指定されている。同じく建造物として国宝に指定されている海龍王寺の五重小塔は、奈良時代の作であるものの内部構造は省略されているため、現存唯一の奈良時代の五重塔の建築様式を伝える資料として貴重である。かつては「小塔院」の建物内に安置されていたと伝えられる。一貫して屋内にあったため傷みが少ない。

「収蔵庫」の中は撮影禁止です(マナーはまもりましょう)。

「収蔵庫」の中には仏像や発掘調査により出土した貴重な資料が多数展示されています。

以上が今回の「元興寺」探索記です。

とにかく「日本最古の瓦」について書けたことにホッとしています。

また新たな発見を求めて「元興寺」にも来たいと思います。

次回は、前回の探索記があまりにもしょぼすぎた「十輪院」です。

それではまた!

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「元興寺」公式ホームページへ

拝観料 大人400円、中・高校生300円、小学生100円(10月下旬~11月初旬の特別展の期間は別料金)

駐車場 近隣に民間駐車場あります


大きな地図で見る


2008.2.24 の「元興寺」探索記へ

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